日帰り手術とは、日常生活への負担をできるだけ軽減することで、患者さんのライフスタイルを尊重した医療を提供するという理念から生まれました。
入院をしなくてすむため、時間的、経済的負担だけではなくお身体とお気持ちの負担も軽減します。
鼻茸切除、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の内視鏡下手術、慢性中耳炎の鼓室形成術、アレルギー性鼻炎のレーザー手術、滲出性中耳炎のチューブ留置術。
※手術のスケジュールに関しては医師にご相談ください。費用などについては受付にお問い合わせください。
「日帰り手術」では、手術の当日に来院いただいてその日のうちに手術を受け、術後の経過を診ながら夕方にはご帰宅できます。これは、医療技術の進歩により従来であれば入院を必要としていた手術を安全に、そしてお身体への負担を少なく行えるようになりました。
また、入院では環境が変わり、周囲も気になりますが、日帰り手術は術後に自宅で安静にお過ごしいただけるため、ストレスが少ないこともその特徴のひとつです。
そのため、忙しいビジネスパーソン、育児や介護で家を空けるのが難しい方、受験や学業でまとまった時間をなかなか取れない方、周囲に病気を知られて余計な心配をかけたくない方におすすめできる方法です。
ただし、「日帰り手術」はご自宅での準備や術後の安静など、患者さんの正しいご理解とご協力があって初めて成り立ちます。分からないことやご不安がありましたら、なんでも気軽にお問い合わせください。
当院で行っている日帰り手術は、事前に原則2回足を運んでいただく必要があります。患者さんが手術前後にご自宅で安心してお過ごしできるよう、治療の流れや内容をきちんと理解し、ご協力いただくことが重要になってきます。くわしく、わかりやすくご説明しますが、もしご不明な点がありましたらなんでもご質問ください。
患者さんの現在の症状を診察します。
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病気や症状に合わせた検査を行います。
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検査結果をもとに今の症状の説明をします。軽度の場合は内服薬等を使った外来通院治療から開始します。
日帰り手術が望ましい治療方法であり、ご希望される場合には手術スケジュールのご相談をします。
心臓が悪い方、血液が止まりにくい方など既往症などにより、日帰り手術が不可能な場合もあります。
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内視鏡検査や聴力検査、血液検査など、必要な検査を行います。
手術をおこなうのに問題がなければ、手術の日時を決定しますが、術前検査が有効なのは4週間以内です。
手術日から遡って4週間以内に検査を受けてください。
こうした制限をあらかじめご説明しますので、それを踏まえて手術スケジュールを決定してください。
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手術についてくわしくご説明し、あわせて手術前後の注意事項についてしっかりお伝えします。
手術当日は朝から絶飲食です。退院後、夕方からは飲食可能です。前日の睡眠は、十分にとっていただきます。
手術の所要時間は、手術内容によっては異なりますが約30分~2時間程度が目安です。
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手術後、飲水が可能になるのは退院後です。
夕方ご帰宅となります。
抗生物質や痛み止めなどが処方されますので、指示通りにお飲みください。
刺激を避けるため、手術前後は禁煙と禁酒が必要になります。
出血を防ぐため、医師の許可がおりるまでは、飲酒・スポーツ・力仕事をしないようにします。
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